複数店舗加盟店比率驚異の60%以上の安定したラーメンフランチャイズビジネス
リズム食品が所属するコスモスグループには様々な業種業態の会社があります。過去には4千人収容の大型キャバレーや、400席ある居酒屋などもありました。そこへマネジャーが金曜日の夜に巡店し、お店の真ん中から店内をざーっと見回して、「おお!今日もよう入っとる!(よく入っている)」と言って満足して出て行くというような仕事振りがあったそうです。でも、その中で放置されてイライラしているお客様や、頼んだものが一向に出てこないことに業を煮やしているお客様も必ずいるはずなのです。そこに気付かず、お店が繁盛している状況だけを見て満足しているようでは、そのお店なり会社なりは必ず下降線をたどっていくのです。
当社はフランチャイズによるチェーン展開をしていますが、チェーン全体に来られるお客様をマスで捉えるのではなく、一人ひとりのお客様に喜んでもらいたいというのがポイントです。従業員も数百名いますが、一人ひとり別の人格ですし、その一人ひとりが幸せであって欲しいと願っています。その一人ひとりの従業員が、一人ひとりのお客様に対して、どれだけの仕事ができるのか、それを考えていけるような会社でありたいのです。「社員全員」とか、「顧客」という一括りのマスで捉えることを戒めているのです。
同時に、「こんな会社に入れば、自分も幸せにしてもらえる」という認識では困ります。「自分の力で、まわりの人たちを幸せにしたい」と思える人たちの集団でありたいと思っています。それは、どんなにお腹が空いていても、また、どんなにステーキが好きでも、一人で牛一頭は食べられません。たとえ一切れのステーキでも、志を同じくする仲間と分け合って食べる一口ほどおいしいものはないと考えているからです。
次に、「お客様」の定義ですが、お店に食事をしに来られるお客様や、フランチャイズの加盟店の皆様だけでなく、「自分のまわりにいる自分以外のすべての方々」です。当然、前出の方々もお客様ですが、一緒に働く仲間も、家族も、食材業者さんも、食材を運んでくださるドライバーさんも、すべてを含みます。
そんな人たちに自分が何をできるのかを考え、そしてやるとなったらトコトンやり通すということが大切なのです。それが「いのちをつくす」ということです。本当の強さは優しさがベースになければ、本物ではありません。
それは、会社(お店)はそもそも何のためにあるのかということに関係しています。会社は、そこに携わる人たちが幸せになるために存在するのであって、経済学で言われてきた、利益の追求のためではありません。会社は成長し続けなければなりませんし、利益も充分に出ていなければなりません。それは一番の命題である、社員が幸せになるためなのです。
強く明るく前向きな人材集団であることが優しい人づくり、そしてそういった人たちがやるべきことをしっかりやり遂げることで、利益面でも、精神面でも、豊かな企業となりえるのです。これがコスモスグループ共通の経営理念です。
四つの約束に関しては、飲食店にとっての基本と言われる、Q(クオリティ;品質・安全性)・S(サービス;接客・おもてなし)・C(クレンリネス;清掃・清潔)に加え、楽しい雰囲気づくりが何はさておき大切であるということです。本来、飲食店にとっては、さらに、リズム食品としては、「いつも明るく人のため」という合言葉であったり、全店に掲示されている「今日の仕事は」であったりということも理念として捉えてもらえればと思います。
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